セグメントルーティングについて:雑記
仕事が暇すぎてSRを勉強しつつメモ
結局SRってなんなのか。
一言でいうと、ルーティング情報にタグという付加価値をつけて様々なことをやろうということです。
私はMPLSとかRSVPとかやらなかったので、そことのマッチはさせずとばして理解しています。
普通のルーティングは20ByteのIPヘッダーを参照しますが、SRでは4ByteのSRヘッダーを参照するだけですむので遅延もCPU負荷も少なくてすみます。
また、ECMPにも対応していたり、バックアップルートを用意しておくことでマイクロループを防げたりします。
(IGPが収束しなくてもSRタグで通信が継続するのです)
考え方はIPv6に近い
PrefixSegmentはグローバルアドレス、AdjanceySegmentはリンクローカルアドレスと思えば、混乱もしにくくなります。
もちろん厳密には違いますが、1つのルータで完結してるかほかのルータからも見えるかという点において考え方は同じです。
SDNとの親和性
ルータそのものをタグでカプセリングするので、ルータやIFを指定しなくて、
[1,2,3] や [1,4,3]
のように指定すれば、そのルータがどんなIFもってようが、機種がなんであろうが、1から3までの通信経路をSRとタグの設定さえ合わせておけば外からコントロールできます。
SRはなんとなくわかった、さぁどこで使うんだ
理解はしても使う機会はほとんどないと思います。
どういうところで使われるかは冒頭でも書きましたが、CPU負荷が高かったり低遅延が求められるような場所です。
ってことはキャリアのコアネットワークとか、DCの大規模ネットワークですね。
勉強したけどなかなか使う機会は少なそうです。
そのため設定内容はあまり勉強してません。
総評
なんで勉強し始めたかというと業界でトレンドになっているのに、知らないってのはengineerとして終わっているなぁと思ったからです。
MPLSの時はOLTとかONUの新規開発してたのでPONの技術やプロトコルを勉強してたのでそれどころじゃありませんでした・・・。
PONってむずかしいんですよ・・・その話はまた今度。
以下、軽く勉強させていただいたサイト達
JNOG40でのSRチュートリアル
セグメントルーティングの設定
INSPIRE24セグメントルーティングとは