ルーティングプロトコルについて:雑記
永遠の謎
好みの問題ちゃうの?
よくお客様に提案しに行くときに、OSPFとEIGRPのメリデメを聞かれます。
一言でいうときは、ベンダーロックされるかされないかと言っています。
時間があるときは以下のように説明しています。
・EIGRPはCisco独自のプロトコルですが、設定もわかりやすく収束時間は早め
・OSPFはRFCですが、設定が少し難解で決めることも多く、収束時間も少し遅い
ただ、ならどっちがいいのって聞かれるので、好みの問題なので好きにしてくださいと言っています。
だいたいはOSPFが選ばれますね。YAMAHAとかJuniperにいつでも変更できるようにと。
ただ、たまにEIGRPじゃないと嫌だというお客様がいるのも事実です。
BGP
実は私はBGPが一番優秀だと思っていました。
簡単にネットワーク情報の制御ができるし、IF文を書いたようなルーティング制御(条件付きアドバタイズ)もできるし、経路制御も簡単だったりします。
ただ、IGPの軍団と違うのはネイバーをいちいち指定してやらないといけないのです。
そういう意味ではNWを指定するだけでいいOSPFやEIGRP、RIPとは全然違います。
また、大規模で使われるということをわざわざBGPの説明に書いてたりしているのであまり使われたりしません。
私は端末の冗長化はLAGよりBGP派でした。(提案は全部却下されましたが)
ただ、SNAとかいうのがあるんですがそれはよくわからないので提案してません。
JANOGやYJTC
JANOGやYJTCには業務の都合上行けなかったのですが、スライドシェアーや公式サイトに資料が乗せてあったりしています。
資料を見てたのですが、やはりBGPで構成されているのが多かったです。
私はあまりオーバーレイとかアンダーレイとかいう言葉が好きじゃないので、そういうのを使うVXLANとかMPLS系の提案はしたことがないのですが、今のトレンドはそういうのをなくしていくという風になっていますね。
ややこしいし拡張するのがめんどいですもんね・・・。
ただ、こういう発想はネットワーク屋よりサーバー屋さんが考えているようです。
インフラとして境目がなくなった大きい影響でしょう。
総評
なんか書いててよくわからなくなってきました。
ルーティングプロトコルについては日々勉強ですね・・・。
IS-ISとかRSがでてきて復権してきたし。。。
ただ、もうベンダーが自分の好きな方にコントロールするというよりかは、ホワイトボックススイッチなどで、様々なやり方をするようなトレンドになっていくんではないでしょうか。
そこにのるOSやソフトウェアの覇権争いが楽しみです。