Ciscoの資格がUPDATEされます:Cisco
資格のUPDATE情報
UPDATE内容
2020年にCisco資格のR&SがEnterPriseになるようです。
内容を見てみるとProgrammingとAutomationが入っていたので、AnsibleやPythonあたりを知っておく必要がでたのかなぁって感じです。
CCIEにも最近Programmingとして、PuppetやChefなどの問いもあったのでそれがCCNAまで落ちていき、NPやIEには実務に近いものになるのかなぁと想像しています。
資格の取得意義
難易度はあがるでしょうが、資格としての実務対効果は低いと思われます。
そのため、会社として推奨したり、Ciscoマニア以外の人はもうとる必要はないんじゃないでしょうか。
特にAutomationやProgrammingという単元は、知識ではなく、知恵や工夫が必要なもので選択肢なんかで測れるものではありません。
例えばですが、Ansibleのプログラム構成を知っていても、トラブルが起きたときにどこをどう直せばいいのかってなると、知恵や工夫がないと直せません。
そもそも、プログラムではなくミドルが悪い場合などもありますし。
そうなると、Ciscoとは全く関係ない話になったりしますし、NWとも関係ない話になります。
だからといって、正解が絞れるような問題を出そうとすると、簡単になってしまいます。
そういう意味では、Ciscoの製品に特化した単元がでてきてほしかったと思いました。
SD-WANなどが話題になっていたりしますが、まだ発展途上ですよね。
そうなると、このへんは資格の問題として適切かどうか、受験側として検討する場合に非常に難しいことになるのではないのかなぁと思ったりもするわけです。
(出された問題を解くだけが受験生ではないですよ!!)
私だったらどうしただろうか
文句ばっかり言っていますが、ペーパーCCIE取得者が増えたりしている問題で難しくしていこうと考えるのはなんとなくわかります。
だったら、私ならどうするか。
ベンダー資格なんだからCiscoの機器をベースに問題を出せばいいと思っています。
例えばですが、以下のような問題だと実務に跳ね返り、いいのではと思います。
・〇年〇月にEOSがくる機器はどれか。
・エラーメッセージからトラブルの可能性があるものはどれか。
・アプリケーションで〇〇秒以内で切り替えたいと要求された場合に適切なプロトコルはどれか。
・IPSECを使う際に気を付けないといけないものはどれか。
・IOSのトレインの考え方で正しいものはどれか。
などなど。
特化していけばいいのです。
実務を想像して、この技術はこういう時に使ってほしいと逆算的に勉強している受験生に教え込むのもCiscoの仕事なんじゃないでしょうか。
(受験生にそれが常識だと教え込ませる、布教する的な)
総評
UPDATEするのはいいのですが、どういう方向性にしたいとかがあまり伝わりにくいです。
実務向けにしたいのか、SD-WANって機能が増えたから入れたくて更新したのか、みんな受かって金が貯まらんから難しくしたいのか、講義受ける人がいなくなったとパートナー企業から文句言われたから増やしたのか、まったくわかりません。
問題がでてきたらだいたいわかりますが、まぁ、実務向けにしたいんだーって感じではないでしょうね。
大人の事情なんでしょう。
パートナー企業がすぐに試験対策講座を開くと思うので、そういうところに金をだせってところなんでしょうか。
わたしの思いは書きましたが、実体は以下のリンクでみてください。
Ciscoのリンク
CCNA Routing and Switching - Cisco
CCNA Exam Topics - The Cisco Learning Network
CCNP Routing and Switching - Cisco
ENCOR Exam Topics - The Cisco Learning Network