ノンバーDDRerの雑記

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CCIEという資格を取得して変わったこと:体験記

CCIE R&Sを取得して変わったこと

取得に至った理由

ちょうど10年前だったので振り返ることにしました。

CCIEを取得する前は、3Gから3.9Gに代わるあたりの携帯電話の基地局の施工と試験、電波測定をしていました。

そのため、ITというよりかは、鉄塔やビルの屋上に測定器を背負って登ってたりしてました。

また、ビル内のアンテナ設置をしてたので、天井裏とかもかけずりまわっていました。

どちらかというと肉体労働ですね。

業務内では電波調整を行う必要があったので、無線機(無線局)触るための陸特の取得なども独学でしっかりと行っていました。(実はお金で取得できるんですね・・・。)

 

 

だけどですね、、大学ではITというか有線通信の勉強をしてたのでずーっとそちらに進みたい気持ちはありました。

そのため、CCNAやCCNPはあまり業務とは関係ありませんでしたが、積極的に取得しにいったわけです。

チャンスをつかむためには地盤がないとだめだよって先輩に言われてたので、真に受けてやってたのです。

コツコツとやってたら、社内にてNWのエンジニアを増やすという話ができてたので、そこに手を上げたら、内容がCCIEの取得ということでした。

 

取得にいたるまで

上記にも記載していますが、基本的にCisco機器を触ってたわけではないので、研修づけということになりました。

2008年の12月くらいですかね。

だいたい4ヶ月の研修でしたが、土日以外はずーっと9:00~18:00で勉強してました。

最初はNPの復習、そしてIEの範囲へシフト。

FramerelayやQoS、Multicast、IPv6と詰め込みです。

業務で触ったことがないので、ピンとこないけど、教科書と設定だけはひたすらやらされ、何が間違ってて何が正しいのかわからないそんな状況でした。

答えが正しくてもなんで正しいのかすらわからない、けど、研修期間や取得するまでの目標は決められているというなかで、勉強だけをひたすらやっていました。

2009年あたりはIP電話や映像配信なんてあまりなかったので、multicastやQoSはあまり使われてなく、検索して知見をえるのにも必死でした。

その中でも人数(知恵の出しあい)と試験数(問題の共有)の暴力でなんとか合格したわけですね。

(以前にも書きましたがその時は二回目に全く同じ問題とかもありました。)

 

変わってびっくりしたこと

睡眠や休憩の話になりますが、私は以下のように変わりました。

☆睡眠

・肉体労働:寝付きが良く。睡眠の質が良い。

・知的労働:寝付きが悪く。睡眠の質が悪い。

体を動かす仕事はしんどいけど、やりがいがあり、ほどよい疲れから寝付きは非常によく、睡眠の質じたいもよかったと思います。

知的労働に変わってからは、疲れがあまり実感できず、寝不足きみになりました。

寝れても睡眠の質がわるいのか日中あくびをするようになってました・・・。

肉体労働時は日がまたがるようにお酒を飲んでも、次の日にあくびをすることはありませんでしたね・・・。

☆休憩

・肉体労働:必須。場合によっては1時間以上の休憩も。

・知的労働:半必須。ほぼ一時間以内。

昼休憩は肉体労働だとほぼ必須で取ることになっており、しっかりと一時間休憩してたのですが、知的労働だと食べながら仕事してたりしてたので非常にびっくりしました。

 

変わってよかったこと

今でいうSESみたいなことをしてたので、いろんな体験ができたのはよかったと思っています。

経験だけでいうと以下のような企業にコアな部分に派遣で行ってました。

(そのせいで営業より名刺をたくさん持ってたりするのですが・・・)

・日本3大キャリア

・無線2キャリア

外資

・民間系

そのため、いろんな考え方やいろんな仕事のやり方、仕事の効率について考えさせられ、いい勉強になりました。

固定観念や主語を大きくいうことの無価値さ、優秀な人の考え方や無能な人の考え方、上には上はいるし、下には下がいるという、いろんな人やことに出会うことである意味達観した考えをもつようになってしまいましたが。

また、たくさんの企業に行くことで毎回新しい勉強や考え方をする必要があったので、マニアックな知識を入れることができなかったのはマイナスなのかもしれません。

 

総評

運もあるとは思います、CCIEという資格を取得して私は大幅に人生が変わっています。

取得してから、SESのような派遣業務をすることで様々な価値観に出会えたのでよかったと思っています。

1つめの派遣先で資格で評価はされなかったので、資格に価値はないと考えることができたのもよかったと思っています。

うかれることなく、地に足をつけてやっていくことができたので。

今後も目の前のことをしっかりとやりとげていくようやっていきます!!

みなさんにも良い年がくるように!!

よいお年を!!!!

 

あとがき

CCIEを取得した私としてはネットワークエンジニアとして、どうなったのかとはありません。

CCIEはあくまでも、Ciscoのベンダー資格でNWに詳しく英語の試験を突破でき、Ciscoの機器にも詳しいって程度の資格です。

ジャンルがわかれてますが、そのジャンルに詳しくって変わるだけです。

(取得は簡単ではありません。ビジネスとなるとそういう評価になるってだけです。)

ただ、取得が簡単ではないということは、勉強をしっかり行い、目の前の目標から逃げ出すことをしないということが言えると思います。

資格をもっていることがすごいのではなく、そこに至るプロセスや難関資格を取得したことによる自信が素晴らしいものとなっていると思います。

活かすも殺すも自分次第なんでしょう・・・。